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この投稿はコワーキングアドベントカレンダーに参加しています。
私の今年のトピックはなんといっても、これまで15年間勤務していた法人を退職して独立開業したこと!!
今後はフリーな立場でフレキシブルにコワーキングというものに貢献できると思っています。

独立後のバックオフィス業務を円滑に進めるツールについては、このコワーキングの人的ネットワークで教えてもらったサービスで成り立っています。
今回はコワーキングの利用者として、スペースなどのハード面ではなく、こうしたネットワークでやり取りされる情報がコワーキングの付加価値だということを伝えたいと思います。

当たり前の話ですが、独立するとビジネスで派生的に出てくる様々な間接業務をこなさなければなりません。
もちろん人を雇ったり専門家に丸投げしてしまうこともできますが、当然それなりのコストがかかります。
私自身も会計・税務といった分野で事業主の手に余る部分を引き受けることを生業としているわけですが、私は単に作業請負というより、そこから生まれる情報、今後の予測といったところで付加価値を提供していきたいと思っています。

したがって、入力作業のような機械的作業は極力機械にしてもらうというのが基本的な考えです。
これから私が使っている業務システムについて書いてみます。ポイントは徹底的にクラウドサービスを使っているということ。そしてこれらのほとんどがコワーキングで知り合った人たちがSNSで書いていたサービス、直に話を聞いて良さそうだと思ったサービスです。

1.見積・請求管理(board
案件を登録することで、見積書、発注書、納品書、請求書、そして送付状までワンストップで作成することができる優れモノサービス。
受託系、コンサル系の業種に向いています。案件ごとに見積→受注→納品→請求の各ステータス管理ができ、それぞれの書類がワンタッチで出力できます。私は送付状添付や窓付封筒対応が気に入っています。
現在私が使っているプランは月額980円のPersonalプラン。今後事務所が大きくなっても複数で使えるプランもあり拡張性があります。

2.経費管理(Streamed
使用頻度はこれが一番多いかも。
このサービスは大きく分けて、領収書などの証憑から起票する一般経費登録と経路を入力する交通費登録の2つの機能があります。
一般経費登録はスマートフォンで証憑を撮影するのとScansnapでスキャンするモードがありますが、私は1週間分ぐらいをまとめてスキャンしています。
交通費は日付や経路を入力すると経費データとして登録されます。法人に勤務しているときは半月に一回交通費の精算をしていたのですが、どんな経路だったか思い出すのが結構大変で、これだと電車に乗っている間に登録できて便利です(最近、金額検索の都度ブラウザが立ち上がってしまい、ちょっと使い勝手が悪くなってしまいました。今後の改善を期待します。)

そしてこのサービスの最大の利点は、次に述べる会計システムとの連携です。メジャーなクラウド会計システムと弥生会計に対応したCSVファイルを生成してくれます。
この機能のおかげで経費計上はものすごい短時間で終わります(自分の場合で5分ぐらいかな)。
現在使っているプランはプロプラン・ライト(基本料金300円、1枚30円)、うちの場合はだいたい毎月1000円ぐらいですね。

3.会計(freee
ここは私の専門分野。これまでスモールビジネスとクラウド会計の相性の良さを表明してきましたが、引き続き一押しです。
最近はクラウド会計もメジャーなWebサービスになってきたので、boardやStreamedといったサービスもたいていは会計システムとの連携が意識された設計になって、どんどん利便性が高まっています。
その中でもfreeeは業界シェア1位ということで連携率は高いです。
http://news.mynavi.jp/news/2014/12/11/110/

領収書のスキャン機能は実装されましたが、精度・仕訳エントリとまではいかず、まだまだ2のStreamedにはお世話になる感じです。

4.スケジュール管理(Cu-hacker
これは売上や経費とは関連しませんが、クライアントや同業者とのアポイント調整って結構な時間を取られているような気がします。
法人時代はOutlookの予定表を公開してしまって、周りの人には「いつが空いてますか?」の問いかけメールはやめてもらっていましたが、独立したらそれもなし。さてどうしたものかと思っていたところへのこのサービスです。早速飛びつきましたよ。

ここまでのサービスで月間3,000円弱。作業に取られていたであろう時間、人を雇う人件費からすると十分安上がりではないでしょうか。

本当にある事務所視察

先月の20日ごろに税理士登録申請をしてきました。
次のステップは11月初旬にある、税理士会支部の面接です。
よく面接に先立ち事務所の様子を視察に来るといわれていて、東京は人数も多いからそこまではしないだろうとタカをくくっていました。

そうしたら、昨日一本の電話が。
「高さんですか?私、税理士の〇〇ですが、この度開業税理士として申請されたということで、事務所の様子を拝見したいのですが。例えば今日の夕方はどうですか?」
いきなりの電話で少々面喰いました。

机があるかとか他のスペースと分離されているかとか、要するに実質的な業務を行いうる環境が整備されているかというのが視察の趣旨の様。
事務所(といっても自宅の一室)を見に来られる税理士の方は、平日はお忙しいらしく、この連休中にどうしても済ませてしまいたいとのこと。
ここで四の五の言って登録が来月になってしまうのは避けたかったので、何とか時間を作って対応しました。

実際は部屋を簡単に見て終わりでしたので、たぶん大丈夫だと思います。
明後日は面接です。税理士法に目を通してから臨むようにします。

freee認定アドバイザーになりました。

少し前になってしまいましたが、freee認定アドバイザーセミナーに参加してきました。
このfreeeというクラウド会計サービスは、昨年のサービス開始当初からイチ押しのサービスと思っており、ブログでもしばしば「推し」のコメントをしてきました。
いろんなクラウドサービスと連携していて、仕訳の入力を高速化するのではなく、そもそも入力作業など要らないような会計システムを目指しているところが「推し」の大きな理由です。

事務所の会計もこのサービスで始めていて、自分で使って得たノウハウをクライアントに還元すべく、早速認定アドバイザーの登録をしました。
アドバイザーになるためには、Webでの登録のほかに認定アドバイザーセミナーに参加する必要があり、先日行ってきたわけです。
freeeさんのオフィスも見てみたかったし、freeeの使い方をもっと知りたかったのでちょうど良いイベントでした。そして前職の監査法人の元同僚にばったり出くわすというオマケつき。

セミナー終了後、メールで認定アドバイザー用ロゴのHTMLタグをいただき、早速事務所のサイトに貼りつけました(右上あたりにあるやつです)。

会社の方には「オフィスを写真に撮ってもいいですよ♪」と言っていただいたのですが、時間がなくそそくさとオフィスを後にしてしまいました。
freeeを使った初めての月次決算を締めているところですので、このあたりも別の機会に書きたいと思います。

2週間経ってみて

独立開業から2週間が経ちました。
今週からいただいたお仕事の現場が始まりますが、週前半の今はのんびりモードが継続しています。

1週間経ってみて、思ったこと

「このままじゃ、ヤバい!!」

何がヤバいかって、仕事のペース配分です。
面倒な会議もなければ、上司から督促も受けないのが独立の良さではありますが、そうしたことがないと今日やらなくてもいいようなこと(でも結構重要なこと)をついつい先送りしてしまいがちになります。独立するとその傾向が顕著です。

ちょっとタスク管理のやり方を考えてきちんとやるべきことは進めないといけません。

そこで、

ToDoを「緊急性」と「重要性」の2軸で整理して管理します

といっても人間というもの自分には甘いもので(自分だけか・・・)、基準をあいまいにするとついつい「緊急性なし」、「重要性なし」にバイアスがかかってしまうので、「緊急性」を具体的に期限〇日、「重要性」をトータル影響額〇〇万円と基準値を設定して管理してみます。

営業会議と経理会議を開催します

といってもたった一人の会議ですが・・・。
営業会議は毎週月曜日の朝8:30から前週の振り返りとその週1週間の活動項目の確認を目的として、経理会議は隔週金曜日の22:30から2週間分の経理処理と同時に経費の予算比較を目的とします。

独立開業に必要なもの(カバン、筆記用具)

というタイトルで勇ましく書き始めてみたものの、なかなか次が続きません…。

よく考えたら、公認会計士として独立開業するために必要なものなどほとんどなく、専門書にしたって独立するからといって改めて揃えるものでもありません。でもせっかく書き始めたので業務に必要な持ち物を紹介しようと思います。

私、何を隠そうドイツ製品が好きです。そしてみんなが使っているものは敬遠したがるという面倒くさい嗜好です。

ビジネスバッグ

ビジネスバッグと言えば”TUMI”が有名で、荷物の多い会計士は好んで使うブランドです。
これだけ売れているのだから、すごく機能的で丈夫で値段に見合う良さがあるだろうと思いますが、オルタナティブな私としては別のメーカーを探してしまいます。
ドイツ製でちょうど良いのがこれ。

値段もお手頃で、本体部分にマチがついているので荷物が多くなっても大丈夫。私が購入したこのモデルのほかに完全防水のリュックタイプもあります。近隣のクライアントが増えたらこれを買って自転車で颯爽となどと妄想モードが起動します。

ボールペン

これもドイツのメーカーのもの。
ステンレスの筐体が業物感を醸し出し、お気に入りのメーカー。

ノート

モレスキンが超有名ですが、やっぱり素直にモレスキンを使う気持ちになれないへそ曲がりな私。
いろいろ探したところ、ありました、ドイツ製が。留めるゴムは少々クタクタになりますが、十分満足できる品質だと思います(でもこれ、ハンズや伊東屋では売ってないんですよね・・・)

独立会計士の道具を紹介するというよりも、いかに私がドイツ製品が好きなのかを紹介した記事になってしまいました。
ちなみに当面の目標は家族でドイツに旅行して、息子はブンデスリーガを観戦、親はドイツビールで乾杯しながらソーセージを頬張ることです。

今日から髙敏晴公認会計士事務所開業です

長い長い夏休みがようやく終わり、今日から髙敏晴公認会計士事務所が立ち上がります。
これまでは有給休暇を消化しながら、事務所の準備を進めていました。まだまだ足りないところもたくさんあるのですが、もう今日からは「一応監査法人に籍があるから」などという言い訳はできません。

特にお店をオープンするわけではなく、自宅の1室で開業するので、「いざOpen!!」という感じではないですね。じわじわと期待と不安が満ち引きする感じでしょうか。ちゃんと自分で引き締めていかなくては、ついついダラダラしてしまいそうです。

10月中旬以降は、すでに決まっているお仕事が始まり忙しくなりそうなので、比較的時間のある今のうちに税理士登録や残りの準備作業を片付けておこうと思います。

あと一週間

いよいよ、あと一週間で勤務会計士という立場から、個人事務所の独立会計士となる。
とはいっても、9月いっぱいは監査法人に籍を置く身であるので営業活動はできない。
名刺、封筒、印鑑といったアイテムを1つずつ揃えてバックオフィス機能を整えたり、10月から個人事務所で独立することを周囲のみなさんに報告するのが現状である。

独立を決めた当初は、年内無収入を覚悟していたのだが、いろいろな人に声をかけていただき、1月までは何らかの収入にありつけている。本当にありがたいことだと思っている。10月からはこうして声をかけていただいた仕事をデリバリーすることになる。期待を裏切らぬよう、まずは目の前の仕事を一生懸命やることが重要だ。

そしてその一方で、1月以降の収入を確保すべく、10月からは本格的に営業活動を行っていくつもり。特に医療・介護系のネットワークづくりには力を入れる必要があると考えている。

さすがに2か月間も休めば充電期間としてはもう十分、来週からのスタートダッシュが楽しみだ。

独立開業に必要なもの その1(パソコン)

公認会計士事務所を独立開業するにあたって準備したものを書いてみたいと思います。

会計士などの士業の場合、独立開業とはいってもそれほど多額の設備投資は必要ありません。
金額的に大きいものは事務所の敷金礼金、パソコンぐらいでしょうか。
私は最初は事務所は借
りず、自宅の1室を事務所にすることとしたので、パソコンが当面の大きな設備投資です。

今日の投稿は、独立する会計士が行うPC選定について書いていきます。 続きを読む

新たな第一歩

facebookでお知らせした通り、9月末日をもって現在所属している監査法人を退職して、10月から個人事務所で開業することになった。それに先立ち、これまで書き続けていた(最近は更新をサボっていたけれども)ブログをアメーバからWordpressに変えた。

Webサイトを変えたのは良いが、最初の投稿にふさわしい内容をどう書くか結構難しく、何の投稿もしないまま1か月が過ぎてしまった。8月中はかなり長めの夏休みということで勘弁してもらうにしても、9月に入ってもこんな調子ではダメだ。10月から独立した会計士としてちゃんと業務を行っていることを発信していかなくてはならない。

毎日とはいかなくても、それなりの頻度で書いていこうと思った。
どのような事務所にしていきたいかとか、独立開業までの道のりといったのが当面のテーマになりそう。

それと、このWebサイトも現在はプロフィールとブログだけしかないが、10月になったら事務所の業務やおすすめの書籍(これにはAmazonのアリフィエイトリンクを貼ると思いますのでご了承を)といった項目を充実させていく予定。