給与支払報告書について

先日書いた年末調整と法定調書と同じタイミングで、「給与支払報告書」が各自治体から来るかと思います。自治体によって体裁は異なるかもしれませんが、当事務所のある世田谷区は「住民税関係書類在中(給与支払報告書総括表等)」という表紙の封筒が届きました。

これも年末調整と同様に、顧問先の皆様は何もしなくて大丈夫です。
年末調整の過程で従業員の年間の給与が確定すれば、給与支払報告書の作成に必要な情報は自動的に揃いますし、たいていの税務ソフトではセットで作成する作りになっていますので、当事務所で作成提出いたします。

何のために作成するのか?

ヒントは世田谷区から来る封筒のタイトルにあります。給与支払報告書は、来年6月以降従業員の給与から天引きする(特別徴収といいます)住民税の額を決定するための基礎資料となります。

したがって、給与支払報告書を提出しないと特別徴収の対象にならなくなってしまいます。従業員の方に迷惑を掛けることになってしまうので、漏れなく提出しなくてはなりません。

提出する時にやっていただきたいこと

1月下旬までには当事務所で給与支払報告書のドラフトを作成しますので、全ての従業員が含まれているかどうかだけ確認いただければ助かります。

年末調整と法定調書

管轄の税務署から年末調整等のお知らせが届く頃かと思います。
顧問先の皆様におかれましては、このお知らせが届いたら(届かなくても)どのように対応すればよいかを書いていきます。

まず、税務署への書類提出等の対応は全て当事務所で行いますので顧問先の皆様は税務署に対しては何もしなくて大丈夫です。

次に当事務所に年末調整の対象となる人に関する後述の資料をご提出下さい。12月分の給与を支給 する2週間前までにご提出下さい。

どんな人が年末調整の対象になるのか

従業員、役員で年末調整の対象となる人とならない人は概ね以下の通りです。詳しい内容を確認したい場合には、以下の国税庁のURLを参照下さい。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2665.htm

  1. 年末調整の対象となる人
    ・年末まで勤務している人(パート、アルバイトも含みます)
    ・年の途中で退職した人のうち死亡により退職した人や退職後に別の会社から支払を受ける見込がない人
  2. 年末調整の対象とならない人
    ・本年中の給与収入が2,000万円を超える人
    ・2カ所以上から給与の支払いを受けている人で他の給与の支払者に扶養控除等申告書を提出している人(要するに別にメインの給与収入がある人、源泉所得税の計算を乙欄で行っている人)
    ・非居住者

どんな資料を提出すればよいのか

当事務所にご提出いただく資料は以下の通りですが、基本的には従業員に作成してもらい、それを取りまとめていただきますので早めの対応をお願いします。各書類の記載要領は以下の 以下の国税庁のURLを参照下さい。

https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/pdf/r2bun_02.pdf
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/annai/r2bun_kisairei_haigusha.htm
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/pdf/r1bun_07.pdf

人事労務freeeを利用している顧問先は、人事労務freeeの年末調整機能を利用し、従業員に直接入力してもらって下さい。

  1. 扶養控除等申告書
  2. 配偶者控除等申告書
  3. 保険料控除申告書
  4. 住宅借入金等特別控除申告書

開業5周年

本日2019年10月1日で高敏晴会計事務所を開業して5年が経ちました。

情報の整理のためクライアントに通し番号を付けているのですが、5年経って99ありました。この数字はクライアントのみなさんが当事務所を支えていただいたことで成り立った数字であります。この場を借りて深く御礼申し上げます。

最初の5年はまずは業界内で生き残るチャレンジでした。次のチャレンジは以下の3つにしようと思います。

  1. 既存クライアントへのサービス充実
  2. 事務所業務の効率化
  3. 新たな業務への関与

1はクライアントから日頃寄せられるご質問・ご相談の中から一般化できるものをFAQのような形でこのブログに投稿していこうと思います。当事務所のクライアントを前提とした内容にします。

2は様々な事務所オペレーションの機械化を促進します。細かいアクションを見直してみると自動化できそうな余地があるのでこれを進めていきます。

3はこれまでの業務経験を組み合わせて、

  • クラウド会計ソフトfreeeを使ってIPO企業の計算書類や有価証券報告書作成までを含めた決算作業の効率化・省力化
  • 医療法人のM&Aや再生などにおける事業計画の策定とその後のモニタリングサポート

といったことを手掛けてみたいと考えています。

みなさま、今後とも高敏晴会計事務所をどうぞよろしくお願いします。

税務カレンダーを作成しました

クライアントからお問い合わせの多い「どの税金をいつ納付すればよいか分からない」といった声にお応えし、Googleカレンダーにインポートできる税務カレンダーを作成しました。

地方税の追加や祝日を補正する列の新設を行いました。これで一旦は完成です。

Excelファイルを開いて最初のシートで基礎情報を入力後、「スケジュールインポート様式」のシートをcsvファイルで保存して下さい。

このcsvはそのままGoogleカレンダーにインポートすることができますし、そのまま期日表として利用してもらっても構いません。

↓国税のみの古いバージョン

クレジットカードによる国税の納付

所得税、法人税、消費税といった国税はクレジットカードでも納付することができます。

クレジットカードで国税を納付するときはこのURLを使います。どのような種類の税金がクレジットカードに対応しているかも記載されています。だいたいの税目が対応しています。

https://kokuzei.noufu.jp/

サイトにアクセスしていただければ分かると思いますが、意外にシンプルです。納税者の名前、住所、電話番号、所轄の税務署、税目、税額とクレジットカード情報を入力するだけです。

ただし手数料がかかります(10,000円につき82円程度)ので、カード決済でもらえるポイントなどと相談して使用して下さい。

社長個人名義のクレジットカードでも 納付することができますが、税務署でのひも付けに時間がかかると思われますので、任意項目ではありますが「整理番号」を入力しておくとよいと思います。整理番号は税務署から郵送される納付書等の書類には記載されています。

また、クレジットカードで納付した際に「利用者情報」を入力する欄があります。法人税を納付したいときに、ここで自分の氏名を入力してしまうと税務署で法人との紐付けができなくなり、後日法人税が納付されていないのでは?とお尋ねが来てしまいますので注意が必要です。

クレジットカードによっては税金を支払うだけの利用可能額が残っていない場合もあると思います。複数のクレジットカード合計で利用可能額があれば、上記の操作を複数回行うことで納税が可能です。

新兵器導入

当事務所ではなるべくペーパーレスにして、デュアルディスプレイの片方で資料を見ながら作業することが多いのですが、法令集(税務六法とか会計監査六法とか)や参考図書、紙の業務資料を見ながら作業することも多いです。これまではデスクの上に平積みにしていましたが、これだと効率が悪いのでこれを導入しました。これにその時使う分だけ書籍や資料を置いて執務をします。おかげでデスクの上もスッキリと片付けることができました。

今日は独立記念日(5回目)

台風24号に伴う暴風雨で昨晩は余りよく眠ることができませんでした。
朝起きるといろいろな被害状況がテレビで放送されていて、一刻も早い回復を祈るばかりです。

さて、10月1日は私の独立記念日、当事務所の開設記念日です。
今年で5年目を迎えることができました。

毎年同じ日にブログを書いていますが、いつも同じような内容ですが、やりたいことを1つずつ実行し、少しずつかくありたいという姿に近づいているように思います。
今回は、これまで4年間の振り返りと、かなりクリアに見通せるようになった来年の計画を考察してみたいと思います。

売上推移

トータルの売上は毎年順調に増加しています。
独立当初は会計コンサルティングやDDといったスポット業務が多く、かつ最初は同業のお手伝い案件になりがちでした。これだと毎月の売上が安定せず、タイムチャージでの売上になりますのでどうしても金額は限られます。私としてはなるべく安定的な収入を積み上げたかったので税務顧問に注力しつつ、監査役の役員報酬をこれに上乗せできればと考えていました。

こうしてみるとちょうどよいバランスになってきているように見えますが、一方でDD(財務デューデリジェンス)などのFAS業務、事業承継・相続税といった業務はほとんど扱うことができていません。1人で全てをカバーするのは難しいですから、この分野は信頼できる専門家と連携してクライアントのニーズに応えられるようにしておきたいところです。

売上シェアの推移

こちらはクライアント別の総売上高に対するシェアを毎年上位10件ずつ取ったものです。

独立当初はどうしても特定のクライアントに売上を依存するかたちになってしまいますが、これはなるべく早期に解決(他の売上を増やすことで相対的にシェアを低下させる)したいと考えていました。理想としては全てのクライアントのシェアは5%程度にしたいところですが、現実としてはトップのシェアが20%未満とし、そのクライアントの仕事を失っても赤字にならない程度の総売上を確保しておく方向性かと思います。その目標は来年にようやく達成することができそうです。

次の1年は、売上の増加余地を作るために、徹底的に業務の効率化を図りたいと考えています。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

iOS12リリースに伴うfreeeの進化

iOSバージョン12が2018年9月18日にリリースされた。
今回のアップデートの注目機能はsiriのショートカット機能の実装。
siriショートカットとは、エクセルでいうマクロのようなもの。決まったことばを登録しておけばアプリの特定の動作が実行される。

クラウド会計ソフトのfreeeは即日この機能による口座の同期に対応した。
試しに使ってみたが、これはかなり便利。

freeeで多くの口座を連携させる(当事務所では現在7つの口座を連携中)と、同期を取るだけでもそれなりの時間がかかってしまう。freeeにログインしたらすぐにでも処理を始めたいのだが、これではスピードが鈍る。時間がないときなどは同期すら中途半端な状態でブラウザを閉じなければならないこともある。

今回のsiriショートカットを使えば、移動中などの時間に「Hey siri, 口座を同期して」としゃべるだけ。

設定はとても簡単。

1.iOSのfreeeアプリを起動・ログイン

2.口座一覧の画面の一番下にある「✔Added to Siri」をタップ

3.「フレーズを録音」をタップ

以上、あとはiPhoneに向かって「Hey siri, 口座を同期して」と言えば、口座の同期が始まります。

あえて難点を言うとすれば、会計事務所のように複数のアカウントにアクセスできるようになっている場合、最後にログインしたアカウントしか同期されない(っぽい)ので、これから使いたいアカウントでないと上記の機能は使えないところ。同期はされて困ることは基本的にはないので、全てのアカウントで同期を実行してくれた方がありがたい。

freeeとの出会いとtwitter

freeeとの出会い

クラウド会計ソフトfreee、

今となっては私の収入の相当な部分を占める業務の重要なインフラとなっている訳ですが、その出会いは今を遡ること5年前になります。Macでも使える会計ソフトはないものかと、コワーキングスペースで話題となっていました。そこへツバメのごとく颯爽と登場したのがfreeeという、一瞬スペルミスではないかと思ったソフト。クラウドでwebブラウザで動くソフトだからWindowsでもいけるしMacでもいけるということで、早速興味を持ちました。当時は監査法人に勤務していたので、ヘビーユーザーになることはできませんでしたが、今では私の仕事にはなくてはならない大切なサービスです。

思い起こせば、これもtwitterというSNSがあったからこそのご縁だったなと。

いま述べたような問題意識を持ちつつ、twitterでバンバン投稿していたところ、twitterでつながっていたITメディアの方から開発者の佐々木さん(現CEO)を招いてfreeeの説明会をするから意見をもらえないかとオファーをいただきました。宅配のピザをつまみながら4,5人でfreeeについてあーだこーだとディスカッションしたと記憶しています。「記憶」といったのは、その頃のfacebookを見直しても一切の投稿が見当たらず、「それは夢だったのか、いやそんなことはない、鮮明に記憶もしているし、こういうのは絶対SNSに上げている。とうとう俺も妄想と現実の区別がつかなくなりつつあるのか?」などと考えましたが、佐々木さんがまだβ版につきSNSでの拡散はご容赦下さいとおっしゃっていたような気もしてきました。

その時に大きな衝撃を受けるとともに「freeeが良い!!」と直感したのが、ベンチャー企業のCFOをやっていた佐々木さん、会計ソフトに取引を入力しようと請求書を見ていたところ、「これって誰かが1回デジタルデータにしているよね(印字されているから)。それを何で自分がもう一度手作業で打ち込まないといけないの??」という感覚。そんな問題意識がfreee開発と創業のきっかけとおっしゃっていまして、これは早晩すごいことが起こるなと感じた訳です。

その3年前の2010年頃に、勤めていた監査法人の同僚で30年後の会計業界はどうなっているのだろうかと議論していました。会計に関するデータは全てクラウド上に蓄積され、取引登録に必要な情報を自動で抽出し仕訳も自動で起票される。人の手を介するのは稀な頻度でしか発生しないイレギュラーな取引だけ。会計のもとになるデータはクラウド上に唯一無二の状態で存在し会計ソフトはそのデータを組み合わせて取引を登録するという概念。そこでは30年ぐらい経てばそんなSFのようなことも実現するのではないかぐらいの感覚でしたが、その10分の1の3年でそのコンセプトを持った会計ソフトが世に出ようとしていたのです。

そんなこんなもあり、独立した折にはfreeeをツールに、これまでにはない会計事務所の形を提示していこうと考えていて、それをいま少しずつ実現していっているところです。

freeeに期待すること

よく経理のベテランの方からは「freeeは取引の入力がやりづらい」という意見を聞くことがあります。freeeはそもそも入力なんていつまでやるつもりなの?っていう方向性な(であってほしい)のでそうした意見には左右されず、手作業ゼロの理想を追求してもらいたいです。

すでに一部の銀行とは取組がなされていますが、freeeの取引データを銀行に共有する。ここからは銀行側の話ですが、銀行は得られた膨大な取引データを解析して与信判断をする。そして銀行はその結果、融資枠、金利などの条件を事業主にプッシュ型で提示する。事業主はその条件でOKならばボタン1つで融資が実行される。これまでは沢山の書類を作成して銀行に持ち込み何週間もかかって審査を受ける。その結果審査に通らないこともあって、事業主は大きな虚無感に襲われることもしばしばだったかと思いますが、このやり方ならそうしたトラウマも経験せずに済むはずです。しかも労力はほとんどかけずに。

会計監査だってfreeeを介して自動で行うことも可能かもしれませんね。

freeeには単なる会計取引の集計ソフトという概念を超えてお金にまつわる全ての煩わしさから事業主を解放するプラットフォームになってほしい。そしてそのポテンシャルは十分にあると信じています。

私は進んでその伝道師になりましょう。

 

 

っていうか、freeeってまだ5年ぐらいしか経っていないサービスなのね...。
10年ぐらい経っているかと思っていたけど、そう思うと伸びしろありまくり。

そんな会計の未来をみてみたい方はコチラにどうぞ。
https://info.freee.co.jp/e/448252/advisor-form-/86x39n/864096463

Twitterはじめます

以前やっていたTwitterを別のアカウントで復活させました。
最初のアカウントはSNSが出始めの頃で、とにかく新しいものを楽しむ、バーチャルなネットワークを拡げるといった視点でそんなに脈絡もなくバンバンやっていましたが、今度は、

投稿:仕事を中心とした情報発信
フォロー:仕事を中心とした情報収集

というスタンスでやっていきたいと思います。

そうはいっても過去のTwitterが失敗だったというわけではなく、それをご縁に今がある話も沢山あり、これを機会にいろいろ思い出してきたので、これからそれを書いていくつもり。