月別アーカイブ: 2016年7月

非営利法人に関する業界活動

就任承諾書

今日は、非営利法人への関与について2つニュースがありました。

ひとつは私が所属している世田谷会で、非営利法人研究会が発足し、本日その初会合がありました。
まずは世田谷区内の非営利法人からの様々なニーズに対して、地産地消すべく世田谷区で受け皿を作ろうという趣旨のもと、非営利法人の分野に興味のある会計士が集まりました。
今後は社会福祉法人の法定監査の窓口として機能できればというところです。

もうひとつは、昨年からお世話になっている公認会計士協会東京会の非営利法人委員に今年度も就任することになりました。昨年度はこうした協会の委員会活動自体が初めてで、そのご作法から右も左も分からない状態でした。今年は2回目ということもあり、多少は様子が分かってきて顔なじみの諸先輩と一緒に、より有意義な委員会活動を行っていきます。

東京CPANEWSの取材を受けてきました

先週は、日本公認会計士協会東京会の広報誌である「東京CPANEWS」の取材を受けてきました。

会員のオフを紹介する「自由時間」というコーナーで、私が週末やっているサッカーの審判について取り上げていただきます。審判用具を持って行って紹介しながら2時間ほどサッカーの審判と会計監査の共通点などを話しました。

9月号で掲載される予定ですので、ご興味のある方は楽しみにしていてください。

 

サッカー業界が面白くなりそう

今日一番ワクワクしたニュースは、Jリーグが動画配信サービスを手がけるパフォームと10年間で2,100億円の放映権契約を締結したこと。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/kamiyamasaaki/20160720-00060182/

ポイントは、中継制作費はJリーグが負担しつつも動画権利もJリーグが保有すること。
これにより、Jリーグはパフォーム以外に例えば地上波テレビ局に対して動画を販売することができる。
そうして得た収入の多くはJクラブにも分配金として行き渡るため、各チームは様々な強化策が可能となる。
単純計算で年間210億円となるが、これはJ1・18クラブのチーム人件費の8割弱に相当する。
J1の全チームがほぼ同じ水準の選手をもう1チーム分雇えてしまうぐらいの金額規模である。

一方のパフォーム側もただJリーグの試合を放映するだけとは思えず、様々な工夫を凝らしたコンテンツに仕上げてくる可能性は高い。すでに協業契約を締結しているNTTとのコラボで特定の選手だけを追いかけた動画も配信されるという。尖った動画が配信されることは、純粋にコンテンツとして面白いし、小中高のサッカー育成年代の選手にとっても非常に勉強になる教材が身近になる。

これらのプラス材料が広告収入や周辺業界の新たな需要を生むことによって、「サッカーで飯を食っていく」可能性が高まることは、とても楽しみなことだ。

今月の月次決算

今日から7月、早いもので2016年も半分が終わってしまいました。
先日初めてお目にかかった方から、「facebookやブログ拝見しました。情報発信されていますね。」と言っていただきました。5月まではサボり気味だったので、ちゃんと発信しないとと反省しております。

ということで、毎月1日は当事務所の月次決算の日。
いつも午前中には終わっていますと宣伝しているのですが、実際にどれぐらいの時間がかかっているのか、今月から細かく計測してみました。

(前日までの下ごしらえ)
・領収書をスキャンしてSTREAMEDにアップロード(今月は35枚)
・freeeで銀行口座を同期して月末までの売上入金の消し込み

(月次決算)

①データ化されたSTREAMEDの内容をチェック(8:35~8:40)
日付が入っていない、データが読み込めないなどのエラーもあるのでそれを補正しながら勘定科目等を確認していきます。

②STREAMEDから経費データをCSV出力→freeeへの取込(8:40~8:45)
クレジットカードで支払ったものはfreeeに未決済の状態で取り込みたいのですが、STREAMEDの勘定科目を「未払金」にしてしまうと、出力したcsvファイルでfreeeの決済の情報が「未払金」という口座で決済したことになってしまうので(このままfreeeにインポートするとエラー)、「支払日」「支払口座」「支払金額」の列のデータを削除する作業が必要でした。この作業がなんとかならないか、STREAMEDを提供している(株)クラビスさんに相談したところ、領収書データを取り込む際に、「領収書」ではなく「請求書」のモードで取り込むとこの列がブランクになるとのこと。来月から試してみたいと思います。

③freeeにて経費の未決済データの消し込み(8:45~9:00)
銀行の出金やクレジットカードのデータと照合し、経費の未決済取引を消し込んでいきます。この作業は必ず②の後に行うのがポイントです。

④売上についてboardで請求書を発行、freeeで売上の計上(20件程度、9:00~9:15)
今月発行する請求書の内容を確認しつつ、クライアントに発行します。ほとんどがメールでの発行で、boardには一括発行の機能があるのですごく便利です。

⑤freeeにおいて売上仕訳調整(9:15~9:25)
立替経費や源泉所得税控除の調整を行います。入金の消し込みの時にやっても良いのですが、このタイミングにやっておくと入金の消し込みが素早くできて気持ち良いです。

⑥売掛金・買掛金消し込みもれチェック(9:25~9:35)
⑤までで一通りの月次決算は終わりですが、⑥以降はおかしいところがないかのレビューです。
とっくに決済されているはずのデータが未決済として残っていることがあり、確認してみると現金で支払ったのにカード払いと勘違いをしていたりすることがあります。

⑦月次推移チェック(9:35~9:50)
請求書がメールやサイトにアップされるようなものだとどうしても取引の計上自体を漏らしてしまいます。
こうした取引は月次推移を見ると分かります。

以上、月次決算に要した時間は1時間程度ですね。
自分の事務所は1ヶ月で何が起こっているか把握できているので、早いです。