公認会計士事務所を独立開業するにあたって準備したものを書いてみたいと思います。
会計士などの士業の場合、独立開業とはいってもそれほど多額の設備投資は必要ありません。
金額的に大きいものは事務所の敷金礼金、パソコンぐらいでしょうか。
私は最初は事務所は借
りず、自宅の1室を事務所にすることとしたので、パソコンが当面の大きな設備投資です。
今日の投稿は、独立する会計士が行うPC選定について書いていきます。
WindowsマシンかMacか
独立すると自分のお財布の許す限り、パソコンだって自由に好きな機種を買うことができます。
そこで、スタートアップの起業家達が愛するMacを選んでみたくなりますが、私はWindowsマシンにすることにしました。私の場合、WordやExcel、Powerpointといった定番ソフト以外にも、Accessといったマニアックなソフトも使いたいし、会計ソフトのほとんどがMacには対応していない(最近はfreeeのようなクラウド会計ソフトも普及していますが)のでWindowsマシンが独立会計士の第一選択になります。MacBookAirはお金の余裕ができたら遊び用として買うかもしれません。
基本的には2年程度での買い替えを想定し、以下の基準で機種を選定しました。候補はこの3つです。
1.スペック
CPU:Core i7が最上位ですが、会計士が扱うデータはそれほどのパワーは要らないと思い、Core i5にしました。独立前の事務所の貸与マシンもi5でしたが特にストレスはありませんでした。むしろ後述のメモリの方が影響が大きいのではないかと。
メモリ:この差は作業効率に影響が大きそうなので、4GBを8GBに増強することにしました。ここはケチりませんでした。
ストレージ:HDDタイプの方が容量は大きいのですが、ローカルにデータは溜め込まない主義なので256GBもあれば十分と判断、静かで起動が早いSSDタイプにしました。
Officeアプリケーション:私の場合はデータベースソフトAccessも使いたかったことと、OfficeのバージョンとPCの更新サイクルがずれてくる可能性を考えて月額課金方式のOffice365 Small Business Premiumというサービスでアプリケーションを利用することにしました。
タッチパネル:そんなに使いこなせないだろうし、ディスプレイが指紋とかで汚れるのは嫌だったので、タッチパネルはなしにしたのですが、これはあってもよかったように思います。
2.大きさ
ディスプレイは13インチから14インチまでのものにしました。それより小さいと画面が見づらいですし、大きいとカバンに入りきらないので。
なるべく薄い方が良いのでDVD光学ドライブは付いていないものを選択しました。
3.見た目
せっかく独立したのだからイケてる”ヴィジュアル”にこだわるのも悪くありませんが、まずはクライアントからの信頼と受注を得ることが大切。ということで、業界内でよく使われているブランドのPCを選ぶ必要がありました。
少なくともレピュテーション上、大きなマイナスにならないような配慮は必要と思います。
4.値段
値段はこの優先順位です。高額とはいえ20万円ぐらいの投資ですから、ここで数万円をケチってはいけません。
”消費”と”投資”は考え方が異なるのではないかと思います。
そして結局私が選んだのはLenovo X1 Carbonでした。
家電量販店でオーダーしたのですが、人気機種とかで納期に時間がかかるため、メーカーのキャンペーンで30%オフ。モバイルデータ通信の契約も必要だったので、これとセットにすることでさらに6万円オフ。素で購入すると19万円程度のマシンが9万円を切る値段で購入できました(これで一括費用計上できますしね)。使い始めて1ヶ月程度ですが、ストレスなく快適に使っています。