3年前に独立開業する際に、せっかくだから事務所名の入った銀行口座を作ろうと意気込み、某メガバンクに屋号口座を作りました。
今はほとんど使っていません・・・。個人名義口座のネットバンクを使っていますが、何の不都合もありません。
結論としては、屋号口座は百害あって一利なしです。ただし、決して銀行が悪いわけではありません。私のビジネスのスタイルには全く合わなかったということです。
理由は、
・事務所名を入れた口座だからといってビジネス上の信用が増すわけではない
BtoCの小売業なら完全な個人名ではなくお店の名前が口座名義にあった方が、お客さんが安心できるかもしれません。しかし私のようなビジネスの場合、個人名で信頼いただき仕事を受注します。そして業務完了後、請求書を出す際に初めてクライアントに振込口座を開示することになるわけですが、その時点では口座名が信用をどうこうする段階ではありません。
・税金の還付金口座に設定できない
恥ずかしながら2度ほどやってしまいました。個人として所得税の還付請求する場合には完全に個人名義(事務所名が入っていてはいけない)にしなくてはなりません。この訂正だけで税金の還付が10日ほど遅くなります。
・ネットバンキングの手数料が高い、高い、高すぎる
この記事を書こうと決意させた大きな要因です。
口座開設当初はキャンペーン中だから無料ですと言われ、それならと申し込みましたが、今般有料化になるとのこと。それも月額3,240円!!
確かに一定のコストが掛かるのは理解しますが、それにしても高い。しかも今月中に口座のある店舗に解約の手続に出向かないと来月から上記の課金が自動的にスタートするとのこと。私はたまたま銀行から来た通知をタイムリーに見たから良かったですが、放置した人は知らない間に毎月3,240円が引き落とされていくのです。
以上、メリットはほとんど感じない割にデメリットや維持コストが高い屋号口座はあまりおすすめできません。