作成者別アーカイブ: Toshiharu Ko

freee5つ星アドバイザー(最高ランク)に認定されました

 

 

 

当事務所は本日、クラウド会計ソフトfreee様の5つ星アドバイザーとして認定されました。
認定アドバイザー制度は10月に改定され、星は1~5までのランクとなっています。
5つ星は最高のランクであり、2017年10月18日現在では全国で6事務所しかありません。

私自身はfreeeのβ版リリースの頃より、このプロダクトの基本理念に共感し、また将来性に大きな期待を抱いてきました。そして3年前に独立開業するにあたっては「会計ソフトはfreeeしか使わない!!」と決め、他の選択を断ってクライアントサービスを提供して参りました。

今回こうして5つ星アドバイザーに認定されたことは、クライアントの皆様に私のそうした考えを支持していただいた賜物であると思っています。この場をお借りして改めて感謝申し上げます。

そして、最高ランクのアドバイザーの名に恥じぬよう、クライアントサービスの質や体制を充実させていきたいと強く感じております。

今後は私の大手監査法人での上場支援経験とこのfreeeの業務知識を組み合わせ、上場準備企業にfreeeエンタープライズバージョンを導入するコンサルティングに注力いたします。

今後とも当事務所をどうぞよろしくお願いします。

 

今日は独立記念日(満3年が経ちました)

独立開業して3年が経ちました。
あっという間の3年です。

3年間なんとかやってこられたことを思い出しながら感慨に耽ろうと思っていたのですが、なんと昨日突然高熱を発してしまい、それどころではなくなりました・・・。一晩寝込んでPCの前には座れるようになったのでこの記事を書いています。

一昨年も去年もこの日に記事を書いていますが、ちょっとずつ進化していることもあればそうでないこともあります。関与しているベンチャー企業の経営者からすれば、完全停止のレベルかもしれません。ただ私としてはこれぐらいのペースでちょうどよいのではないかと思っています。

一昨年の記事:「今日は独立記念日」

昨年の記事:「今日は独立記念日(3年目突入)」

業務の方は、少しずつではありますが「医療・介護×ベンチャー」の会計事務所になりつつあり、医療系・ベンチャー系の割合が増えてきています。

昨年からの課題である事務所を借りるかどうか、スタッフを雇うかどうかについてですが、事務所を借りる前に在宅で仕事をしてくれるスタッフを雇用しています。今のところ順調に機能していて大変助かっております。もっと振れる仕事を取って来なければというのが新たな課題になりました。

事務所については、いろいろと熟慮を重ねた結果、「当事務所のイメージを表現できる事務所」をポイントとして、焦らず選んで行きたいと思っています。

クラウド会計ソフトの市場調査

MM総研より2017年9月現在の国内法人におけるクラウド会計ソフト導入実態について、調査結果を公表した。

この調査によると、freeeのクラウド会計導入シェアは32.3%で首位とのことである。

しかしこのシェアは会計ソフトを利用していて(全体の54.1%)、さらにクラウド会計を利用している(会計ソフト利用法人の14.5%)の中のシェアであることに注目すべきである。これらを考慮するとクラウド会計ソフトを利用している法人自体が全体の8%弱に過ぎないということである。

尤も、自社では会計ソフトを利用していないとしても「税理士に全て任せている」と回答している法人が全体の24.6%あり、当事務所のように税理士側でクラウド会計ソフトを利用している場合もあるので、上記の8%弱という数字は実際はもう少し上積みされるはずではあるが、依然として会計ソフトのマジョリティはインストール型ソフトである。

次に、この数値をどう評価するかであるが、私自身は楽観的に捉えている。
クラウド会計ソフトなるものが世に出てからまだ5年も経っておらず、認知度が上がり、実際にクラウド会計ソフトが普及していくのはまだまだ時間が掛かるだろうと考えている。クラウド会計ソフトの市場(導入支援や、それを使用した会計税務顧問業務)の拡大はまだ始まったばかりだと思う。

当事務所としてはfreee一本槍でやっているため、freeeユーザーが増加してくれるのは大変有り難いことであるが、まずはクラウド会計ソフトの利便性や効用を多くの事業主が理解し、経理という間接業務に掛かる工数の削減、会計数値の利活用が活発になればと思っている。

独立開業して思ったこと

 

 

 

 

早いものでこの9月で独立開業してから満3年が経とうとしています。
大きく分けると公認会計士としての仕事(ベンチャー企業の監査役も会計士がきっかけ)と税理士としての仕事があり、それぞれ独立前後での印象が異なるので、これを機会にまとめてみようと思います。これから独立を考えている方はご参考にして下さい。

公認会計士:当初想定していなかった仕事多数

公認会計士としてできる業務は思っているよりも多岐にわたります。自分で勝手にできる業務の範囲を狭めずにいた方がよいでしょう。

監査業務

上場企業の監査は大手監査法人でないと採算が厳しくなっていくのではないか

一方ベンチャー企業は大手監査法人は消極対応で今後もその傾向は強くなるのではないか

IPOに特化したそこそこの規模の監査法人ができることが業界にとって必要

いずれにしても個人で上場企業の監査に手を出そうとは思わないし、監査法人を立ち上げるつもりもない

医療法人・社会福祉法人を始めとして監査の職域は広がっており、個人であっても監査業務を引き受けるチャンスは十分ある(私も医療法人監査を受注しましたが、もうあと2,3法人で手一杯でしょう)

財務DD

規模の大小限らずいつもどこかで会計士を探している業務。

元請けになるには継続して紹介or発注してくれる金融機関やM&A意欲が旺盛な企業とコネクションを構築する必要があるが、逆にそうしたファームは常に会計士不足なので下請け仕事にありつくにはそれほど困らない。

ただしいつ業務が発生するか読めないし、打診があっても業務に着手するタイミングが流動的

独立当初はスケジュールが埋まっていないので、スケジュール調整しやすいし、多少日程がずれても機会損失は少ないが、ある程度事務所が軌道に乗ってくると、突然の打診に応えることは難しい。

決算支援

M&Aによるグループ急拡大、IFRS導入など企業の既存のリソースでは対応できなくなってきて、監査に耐えられなくなる(または一時的に経理部がもの凄いブラック化しながら対応)している企業は意外に多い。

財務DDと異なり、ルーチンの成果物が必要なので、継続業務になりやすい。

季節的な業務で専門性の高い要素も多い(連結、税効果、開示など)ため、中堅規模の上場企業はもっとフリーランスの会計士を活用すればよいのにと、自身の営業も含めてポジショントークしてみる。

監査役

ベンチャー企業では監査法人との対応などキチンと株主の利益を代弁するニーズは高い。

特に上場が近いベンチャーでは常勤監査役のニーズが高いが独立開業の会計士は就任困難。

当然であるが法人の役員として会社法上の責任がある。決して名前だけといったノリで引き受けてはいけない。

税理士:ほぼ想定通りだがイノベーションの余地は沢山ある

 税務顧問という優れたビジネスモデル(基本継続業務、細かい業務内容はともかく広く一般に認知されている)を先達が構築してくれたおかげで営業はしやすい

びっくりするぐらいIT化が進んでいない事務所もある

過当競争、ITにより将来無くなる仕事の代表格だが、サービスデリバリーや税務顧問のバリューを紐解いていくと、上場企業の監査などよりずっと収益化しやすいのではないかと思っている

会計の専門家というよりは税という法律の専門家と理解した方がいろいろとしっくりくる。公認会計士の多くが持つ経済合理性という感覚を持ち込みすぎると手痛い失敗をするリスクがある(特に消費税、相続税)。

クリニックの収益計上を極力自動化する

クリニックの会計処理の中で、保険診療の請求(レセプト)を会計システムに計上するというルーチンがあります。多くのクリニックはレセプトは電子化されており、会計処理に必要な情報は電子化されています。しかし、それを会計システムに取り込むにはいったん手作業で入力しなければならず、それほど膨大な手間ではないとはいえ、せっかくfreeeを使っているのになんとかならないかと思っていました。

freeeにはエクセルインポート機能があり、レセコンも多くはcsvデータに出力することが可能です。そこで、クライアントから入手したcsvデータからfreeeにエクセルインポートできる様式を一発で作成するマクロを作りました。

これでエクセルのマクロボタン1つ押せば、freee様式のエクセルファイルの作成、所定のフォルダへの保存まで行うことができるようになりました。

次はfreeeのAPIを勉強してfreeeへの会計処理も自動化したいと思いますが、もしかしたらレセコンシステムのどこかがfreeeに対応するようになるかもしれません(ずっとそれを期待しているのですが、なかなか出てこないので自分でマクロを作ってしまった次第です)。

第1条の重要性

先月、サッカー審判3級の更新講習に行ってきました。
この更新講習は2年毎にあり、時程の半分ぐらいが日本サッカー協会の著名な審判の方の講演になっています。
今回は、吉田寿光さんの講演でした。吉田さんは長らく高校の教員をされていて、受講生の中にも教員志望の学生の方が結構いたことから、教育法第1条の話になりました。たいていの法律の第1条にはその法律の目的が規定されており、その根幹をなす条文であると言えると思います。

公認会計士法と税理士法第1条をそれぞれ記載します。

(公認会計士法)
第一条  公認会計士は、監査及び会計の専門家として、独立した立場において、財務書類その他の財務に関する情報の信頼性を確保することにより、会社等の公正な事業活動、投資者及び債権者の保護等を図り、もつて国民経済の健全な発展に寄与することを使命とする。

(税理士法)
第一条  税理士は、税務に関する専門家として、独立した公正な立場において、申告納税制度の理念にそつて、納税義務者の信頼にこたえ、租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現を図ることを使命とする。

我々がプロフェッショナルサービスを提供するにあたり、絶対に忘れてはならない視点ですね。

【お知らせ】freeeの公認個人資格取得について

クラウド会計のfreeeが公認個人資格制度というものを開始しました。
freeeを使って効率的な業務フローを提案・導入する能力を認定する「経理コンサルタント」とfreeeを使う基礎知識を認定する「会計スペシャリスト」の2つがあり、私は「経理コンサルタント」として認定していただきました。このサイトの右上に貼ってあるロゴがそれです。

freeeを使った経理業務効率化は医業を筆頭に実績を積み重ねてきており、単なる税務顧問や記帳代行ではない付加価値を提供できるようになっていると自負しています。

今後も少しでもお役に立てるよう精進していきたいと思いますので、ご愛顧の程よろしくお願いします。

個人事業主の屋号口座はおすすめできない

3年前に独立開業する際に、せっかくだから事務所名の入った銀行口座を作ろうと意気込み、某メガバンクに屋号口座を作りました。
今はほとんど使っていません・・・。個人名義口座のネットバンクを使っていますが、何の不都合もありません。

結論としては、屋号口座は百害あって一利なしです。ただし、決して銀行が悪いわけではありません。私のビジネスのスタイルには全く合わなかったということです。
理由は、
・事務所名を入れた口座だからといってビジネス上の信用が増すわけではない
 BtoCの小売業なら完全な個人名ではなくお店の名前が口座名義にあった方が、お客さんが安心できるかもしれません。しかし私のようなビジネスの場合、個人名で信頼いただき仕事を受注します。そして業務完了後、請求書を出す際に初めてクライアントに振込口座を開示することになるわけですが、その時点では口座名が信用をどうこうする段階ではありません。

・税金の還付金口座に設定できない
 恥ずかしながら2度ほどやってしまいました。個人として所得税の還付請求する場合には完全に個人名義(事務所名が入っていてはいけない)にしなくてはなりません。この訂正だけで税金の還付が10日ほど遅くなります。

・ネットバンキングの手数料が高い、高い、高すぎる
 この記事を書こうと決意させた大きな要因です。
 口座開設当初はキャンペーン中だから無料ですと言われ、それならと申し込みましたが、今般有料化になるとのこと。それも月額3,240円!!
 確かに一定のコストが掛かるのは理解しますが、それにしても高い。しかも今月中に口座のある店舗に解約の手続に出向かないと来月から上記の課金が自動的にスタートするとのこと。私はたまたま銀行から来た通知をタイムリーに見たから良かったですが、放置した人は知らない間に毎月3,240円が引き落とされていくのです。

以上、メリットはほとんど感じない割にデメリットや維持コストが高い屋号口座はあまりおすすめできません。

読書の楽しみ方

電車での移動中のスマホはほどほどにして、なるべく本を読むようにしています。
基本的に本を読むことはとても好きで、大型書店や図書館に行くとワクワクするタイプです(それとすぐにトイレに行きたくなるのはどうしてでしょうか?)。

読書の楽しみの1つとして、直接書いてあるわけではないけれども、これまでモヤモヤしていた何かが、急に霧が晴れるように、また点と点がいっきに線で結ばれるように有機的に結合する瞬間があります。

最近読んだ本でそういうことがありました。

(amazonのアフィリエイトリンク付です)

この本の作者のサイモン・シネックという人は、「ゴールデンサークル」という極めてシンプルなフレームワークでリーダーシップのあり方、組織の成功の鍵を説明しています。
以下のTEDでのスピーチも有名です。

もう一つの本として、この本を紹介します。

(同じくamazonのアフィリエイトリンク付です)
この本、このフレームワークは私が企業のビジネスモデルを理解するときに大変便利に使っているものですが、なんとなく腑に落ちないことが1つ。
それは、これは何のために作るのだろうか。もっとも効率よく儲けるために作るのだろうか。
最初に紹介した「WHYから始めよ!」を読んで氷解しました。これはそれぞれの人のWHYを具現化するためのHOWを整理するフレームワークなのだと!!
もしかしたら、私達公認会計士が日々格闘している「内部統制」もWHYを実現するための道具に過ぎないのではないか。

また、優れたWHYを持っているものは何年経っても色褪せないとも書かれています。これはすなわち古典のことを言っていて、逆に言えば古典には必ず明確なWHYがあるのかもしれません。そういう目でいわゆる古典を味わうのも楽しそうですね。

2017年第1四半期を終えて

確定申告の後遺症もようやく一段落しました。3月は15日まで個人の確定申告を最優先していましたので、消費税やその他会計監査の内部統制の検証や12月決算の有価証券報告書作成支援などが後回しとなってしまいました。ようやく今週から早く就寝することができるようになり、気力チャージが完了したところです。

そうこうしている間に2017年も4分の1が終わろうとしており、会計人としては最繁忙期の4月、5月に突入しようとしています。ここまでは当事務所の受注も恵まれており、現時点で2017年度は前年と同額の売上が見込める状況で、次への布石を打つべく活動を開始したいと思っております。

そのうちの1つとして、在宅ワークのスタッフを採用しました。まだまだフルタイムでお願いするほどの仕事量ではありませんが、良い縁に恵まれまして事務所を借りるよりも先行して採用することにしました。今後、経理代行の作業をお願いし、私自身はそのマネジメントとさらに積極的な営業活動に時間を使えます。

ということで、医療・介護の税務顧問、経理代行業務は優先して承りたいと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いします。