サッカー業界が面白くなりそう

今日一番ワクワクしたニュースは、Jリーグが動画配信サービスを手がけるパフォームと10年間で2,100億円の放映権契約を締結したこと。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/kamiyamasaaki/20160720-00060182/

ポイントは、中継制作費はJリーグが負担しつつも動画権利もJリーグが保有すること。
これにより、Jリーグはパフォーム以外に例えば地上波テレビ局に対して動画を販売することができる。
そうして得た収入の多くはJクラブにも分配金として行き渡るため、各チームは様々な強化策が可能となる。
単純計算で年間210億円となるが、これはJ1・18クラブのチーム人件費の8割弱に相当する。
J1の全チームがほぼ同じ水準の選手をもう1チーム分雇えてしまうぐらいの金額規模である。

一方のパフォーム側もただJリーグの試合を放映するだけとは思えず、様々な工夫を凝らしたコンテンツに仕上げてくる可能性は高い。すでに協業契約を締結しているNTTとのコラボで特定の選手だけを追いかけた動画も配信されるという。尖った動画が配信されることは、純粋にコンテンツとして面白いし、小中高のサッカー育成年代の選手にとっても非常に勉強になる教材が身近になる。

これらのプラス材料が広告収入や周辺業界の新たな需要を生むことによって、「サッカーで飯を食っていく」可能性が高まることは、とても楽しみなことだ。